相続対策の相談先を選ぶ時には、非常に大切な選別ポイントがあります。
このポイントを覚えておくだけで、確実に貴方の相続対策の大きな分岐点となります。
緻密な計算もせずにアドバイスをする税理士もいますので、相談先を決める際は慎重に話を進めてください。
税理士にとって節税は面倒?
税金の支払額は少ない方が良いに決まっていますから、節税効果が最も高い対策をしていきたいですよね?
でも、多くの税理士は、単純な計算と対策を行うプランを提示するだけで、本当のベスト対策を模索しません。(又はできない)
実は、税理士にとっては、節税対策のための試算はとても面倒なものです。
作業の手間自体も煩わしいのでしょうが、何よりもその試算に対する責任が発生することを嫌うのです。
この為、「税金を払うのは悪い事ではない」等と言っては、節税のための緻密計算を避ける傾向があります。
実際、「相続税を払うお金があるのなら、ケチケチせずに払えばいい」と言わんばかりの提案をよく目にします。
これは実例ですが、ある税理士の計算で将来の相続税額が8千万円前後だと言われたクライアントがいました。
結局、このクライアントにベストプランを提供した結果、最終的に1千万円を切るプランに至っています。
このように、相談先を間違えてしまうと、何千万円もの違いが出てしまうわけです。
ベスト策の提供に不可欠なもの
相続対策のベストプランを考える際には、いくつもの枝分かれが発生します。
例えば、父が先に死亡する場合と、母が先に死亡する場合でも既に2つの枝分かれがあります。
更に、不動産を売却した場合としない場合、保険を使った場合と使わない場合等、無数のパターンが存在するのです。
大抵の税理士は、このような計算をしている暇がないので、2パターン程度を作成して提案終了とし、しかも1パターンにつき10万円以上の費用をとるケースが多いです。
税理士にとすれば、複数パターンの試算表を作成するということは、責任も労力も3倍になります。
このような仕事は避けたいと考えるので、発生条件等を記載して1パターンに絞ってしまいます。
つまり、「例外的なことが発生したときには責任が持てません」というスタンスなのです。
こんな相手に相談する意味はありませんよね?
でも、多くの人達がそんな税理士達の言いなりになっているのです。
リアルタイムの試算が必要
相続対策をしている間にも、資産の状況は変化していきますよね?
老人ホームに入居する事になったとか、思わぬ出費が発生した場合等は、これまでの計算を修正する必要があります。
実際のところ、いちいち税理士に計算をさせれば、毎回数十万円の費用がかかってしまいますから、なかなかそうもいかないでしょう。
でも、本来は、リアルタイムで修正を行わなければ意味がないのです。
それに、リアルタイムな試算を行っていく中で、新たな方法を見つけられることもあります。
このように、時間をかけ、その案件と本気で向き合わなければ見つけられない対策があるのです。
ですから、貴方のために労を惜しまない相談先を選ぶことは、大きな差を生む要因になるわけです。
それが何千万円もの違いになることも珍しくありませんから、時間をかける価値があると思います。
こんな相談先には注意!
「膨大な時間と手間がかかるから、面倒な試算はやってられない」等と考えている相手には相談依頼をすべきではありません。
こんな姿勢の相談先は、体裁の良い理由をつけては仕事を省略してきます。
逆に、「念のために別のパターンも試算しておきますね」等と自ら提案してくれる相談先であれば安心です。
たとえ無駄な試算に終わったとしても、変化が起こった時の遺産の受取額や税額がどれくらいになるのかは、依頼者にとって大変重要な情報です。
それに、複数パターンの検証によって、潜在的に隠れている大きなリスクに気付くこともあるのです。
相談者の立場から、親身に検証を行ってくれるパートナー(相談先)を探しましょう。
まとめ
相続税を減らす対策を講じる際には、全ての可能性について試算してくれる相談先を探しましょう。
税理士に依頼した場合、1つの試算に対して5~20万円程度を請求されるのが通常です。
QUALIUにご依頼いただいた場合、総資産1億円以下の方であれば、原則として無料対応が可能です。
お気軽にご相談ください。